【落語初心者】落語をはじめるのに必要なものを解説

アマチュア落語家の小竜治です。

今回は落語初心者さん向けに、落語をはじめるときに必要なものを解説します。

落語初心者さんの参考になれば幸いです。

※着物類は男性のものを書いていますが、小物類は男女問わず必要なものを書いていますので、女性にとっても参考になると思います

必ず必要なもの、あったらいいもの、不要なもの

まず必須なのは、こちらの8点。

  • 着物
  • 腰紐
  • 半襦袢
  • ステテコ
  • 白足袋
  • 扇子
  • 手ぬぐい

女性用の着物のことは詳しくわかりませんが、白足袋、扇子、手ぬぐいは共通して必須ですね。

女性が男性ものの着物を着て落語をやる場合は、男性の場合と同じです。

(プロの女流落語家さんの中にも、男性ものの着物を着てる方もいらっしゃいますよ)

それから、必須ではないけど、あったらいいのはこれら。

  • 春夏用または秋冬用の着物
  • 風呂敷(着物類を包む)
  • 巾着(扇子と手ぬぐいをしまう)
  • 雪駄(ビーサンで代替可)
  • 録音機材(稽古を録音)

羽織は落語をやる分には不要です。

和装でお出かけするなら、あってもいいですね。

ひとつずつ揃えるのが面倒ならセット品の購入もアリ

着物初心者用に、セット商品もありますよ。

セット商品については、着物の購入先や費用についてまとめた記事で紹介しています。

>>落語着物はどこで買う?費用はいくら?

ちなみに私は、楽天の大喜賑(おおきに)さんでセット商品を購入しました。

ですが、今でも使ってるのは帯、腰紐、足袋ぐらい。

着物は違う色のを買い換えてます。

必須なもの8点

落語をやるのに必須なのは、以下の8点です。

着物

秋冬用の着物

当然ですが、まずは着物。

さまざまな色の着物がありますが、私は薄い黄色の着物が好きです。

ちなみに、通販で買ったポリエステルの着物を愛用してます。

自宅で洗濯できるし、乾きやすいし、手入れもラクチンでいいですよ。

色も何色かあるので、好きなのを選べます。

角帯を使ってます

着物といえば、帯ですね。

帯の締め方は、呉服屋の着付け体験(参加費1,000円)に参加して、教えてもらいました。

最初は大変でしたが、そのうち慣れます。

着物同様、さまざまな色の帯がありますが、私のは茶色です。

薄い黄色の着物に茶色の帯、相性よし。

腰紐

腰紐

着物を固定するために、帯の下に巻く紐を「腰紐(こしひも)」といいます。

帯を締めるときに手でおさえることはできないので、この紐で固定します。

1本あれば十分でしょう。

半襦袢

Tシャツ半襦袢は着るのが楽でお気に入り

着物の下に着る、肌着みたいなものですね。

写真のような、Tシャツ半襦袢なんてのもあります。

肌着に衿が付いてるような感じで、着るのもラクチン。

着物から衿部分がチラ見せできるので、けっこう様になっていいですよ。

ステテコ

ユニクロのエアリズムステテコ

下着の上にはきます。

私はユニクロのエアリズムステテコを愛用してます。

さらっとしてて、気持ちいいんですよね。

着物が薄い色の場合、ステテコが濃い色だと透けるので、注意しましょう。

白足袋

白足袋

和装には足袋ですね。

色がついてる足袋もありますが、落語をやる場合は白一択です。

洗濯のことも考えて、二足は用意しておきたいです。

扇子

談修師匠の扇子

落語教室でもらえる(購入?)ものでもいいですし、自分で用意してもいいです。

私は落語教室に入ったときに立川談修師匠からいただいた扇子を愛用しています。

手ぬぐい

談修師匠の手ぬぐい

こちらも扇子と同じく、落語教室でもらえるもの、または自分で用意したものでもいいです。

私は扇子同様、談修師匠からいただいた手ぬぐいを愛用しています。

落語教室仲間には、子どもの影響でポケモン好きになった方が、ポケモン柄の手ぬぐいを使ってました。

自分の好きな柄の手ぬぐいを選ぶのも楽しそうですね。

あったらいいもの5点

必須ではないけど、あったらいいものは、以下の5点です。

春夏用または秋冬用の着物

春夏用の着物

着物は季節対応のものがあると便利です。

春夏用は裏地なしの単衣(ひとえ)で、秋冬用は袷(あわせ)。

夏に袷の着物だと暑すぎるので、季節を問わず落語をやるつもりでしたら、単衣と袷を一着ずつ持つのがオススメ。

風呂敷

着物類を包んで持ち運ぶのに使います。

ちなみに私は持ってないです。

風呂敷の代わりに、トートバッグに全部入れてます。

手ぬぐいのように、自分の好きな柄を選ぶのも楽しそうですね。

風呂敷のサイズは、1m×1mがいいかと思います。

巾着

扇子と手ぬぐいを入れるのに、巾着があると便利です。

これも自分の好きな柄を選ぶのが楽しそう。

私は巾着の代わりに、無印良品で買ったサコッシュを使ってます。

巾着は無印良品のサコッシュで代用

扇子と手ぬぐいが余裕で入るサイズで、重宝してます。

雪駄

着物で移動するときの履物として、雪駄があるといいです。

ただ、慣れてないと鼻緒の部分が痛いんですよね。

なので私は、無印良品で買った黒のビーチサンダルで代用してます。

無印良品のビーサン

ぱっと見で違和感がないので、黒のビーサンもアリですよ。

録音機材

スマホのボイスメモで稽古を録音

普段の自主練や稽古会、自分の高座を録音する機材も用意しましょう。

スマホの録音機能で十分です。

録音した音源を移動時間などに聞くと、いい復習になりますよ。

落語初心者さん向けに練習方法を紹介した記事もありますので、よかったらお読みください。

まとめ

以上、落語をはじめるのに必要なもの、あったほうがいいものをまとめました。

簡単に振り返ると、落語をはじめるのに必須なのは、

  • 着物類
  • 扇子
  • 手ぬぐい

です。

あったほうがいいものは、

  • 風呂敷
  • 巾着
  • 雪駄
  • 録音機材

でしたね。

ただ、他のもので代用もできるので、どこまそろえるか、お財布と相談してみてもいいかもしれません。

あと、着物類はセット商品もあるので、面倒ならセット商品を買うと楽です。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

 

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