【落語に必須】着物のたたみ方を写真付きで詳しく解説

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アマチュア落語家の小竜治です。

今回は、着物のたたみ方の解説記事です。

こんな方は、ぜひ参考にしてくださいね。

  • まだまだ着物に不慣れな初心者さん
  • 久々に着物を着て、たたみ方を忘れてしまった経験者さん

それでは解説していきます。

着物をたたむ9ステップ

着物を脱いだ状態

着物をたたむ工程は、全部で9ステップあります。

まずは上の写真のように、脱いだ着物を広げます。

たたみやすくするため、物がなくて平な場所に広げましょう。

ステップ1

着物の右側を綺麗にたたむ

まずは、着物の右側から。

着物の脇の縫い目を意識しながら、写真のように綺麗に広げます。

ステップ2

ステップ1の状態

次は、内側から外側に折り返しましょう。

写真の赤丸部分をつまんで手前に引きます。

内側から外側に折り返す

着物に折り目がついてると思うので、それに沿って綺麗に折ります。

ステップ3

ステップ2の状態

今度は、これまでさわっていなかった左側にとりかかります。

左側の衿先とつま先(裾のほう)をつまんで手前に引き、右側と合わせます。

着物の左右の衿下を合わせる

写真の赤丸で囲んだところですね。

このとき、衿の部分も綺麗にそろえておきましょう。

ステップ4

ステップ3の状態

ステップ3の状態から、脇下と裾の脇のほうをつまんで、手前に引きます。

左側の脇下と裾を手前に引く

手前に引いて、左右の脇線をそろえましょう。

左右の脇線をそろえた状態

ステップ5

袖もそろえる

左右の脇線をそろえたら、残っていた左側の袖を手前に引き、左右の袖を合わせます。

肩や衿のあたりがシワにならないように、綺麗にそろえましょう。

ステップ6

ステップ5の状態

裾から脇下のほうに向かって半分に折ります。

裾から脇下に向かって半分に折る

ステップ7

ステップ6の状態

ステップ6で半分に折ったのを、さらに半分に折ります。

このとき、左手を手刀の形にして、折る場所の真ん中あたりに添えると、上手に半分に折れます。

さらに半分に折った状態

だいぶコンパクトになりましたね。

ステップ8

ステップ7の状態

袖の部分を中央に向かってたたみます。

中央に向かってたたむ

袖のはじっこをつまんで奥のほうに持ってって・・・。

中央に向かってたたんだ状態

綺麗にそろえます。

ステップ9

ステップ8の状態

反対側の袖も、折りたたみます。

ただ、このときは着物を持ち上げる必要があるので気を付けましょう。

つまんで持ち上げる

つまんで持ち上げて、奥の表面が、下側になるようにたたみます。

このとき、気を付けないと、せっかくたたんだ着物が崩れるので、注意しましょう。

完成

これで完成です。

着物をしまう

たたんだ着物をしまいましょう。

本当は風呂敷にしまうのがカッコイイんですけど・・・。

私は、着物を買ったときについてきた着物カバーに未だに入れてます。

たたんだ着物をしまう

最終的には、この状態までコンパクトになります。

着物をしまった状態

この状態で、落語用バッグに入れて持ち歩いてます。

普通のトートバッグに入れてるのですが、

「え?そこに着物が入ってるの?」

と、よく驚かれるので、かなりコンパクトにたためてるのだと思います。

着物のたたみ方の解説は以上になります。

まとめ

今回は、落語初心者さん向けに、着物のたたみ方を解説してみました。

私は通っている落語教室で着物のたたみ方を教わったのですが、最初は自分でたためるのか、不安でした。

でも、心配いりません。

着物に折り目がついてるので、それを目安にたたむことができます。

何度か経験すれば、そのうち慣れてきます。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。